ブルームバーグによると、2019年1月現在、ビットコインの採掘(マイニング)は世界のほとんどの地域で赤字状態のようです。
1ビットコインを生み出すためにかかった全世界の加重平均コストは昨年10-12月(第4四半期)に4060ドル(約44万6000円)前後だったと、JPモルガン・チェースのアナリストらが試算した。
さらに、
JPモルガンのアナリストは「ビットコインが昨年10月の6500ドル近辺から4000ドルを割り込んだ現水準までの下落で、マイナーの損益はますます厳しくなり中国を拠点とする低コストのマイナーを除きほぼすべての地域で赤字に陥る業者が増えている」と分析した。
2019年1月現在の1BTCの価格が37万円前後なので、マイニングすればするほど赤字になっているようです。
電気代の安い中国では、
中国のマイナー(採掘者)はコストを大幅に抑えることができると指摘。アルミ製錬業者など余剰電力を売りたい企業と直接の電力売買契約を結び、安い電力を利用することができるためで、1ビットコイン当たりの費用を2400ドル前後と見積もった。
だそうです。
出典:bloomberg ビットコイン採掘、世界の大半でもはや採算とれずーJPモルガン
まとめ
中国以外の地域でマイニングが行われなくなれば、ビットコイン市場は中国への依存が強まります。
米中の関係が悪化している今それが起これば、市場はさらに落ち込むでしょう。
一方で、米中貿易摩擦の影響で、中国富裕層の人民元離れが加速し、その資金が仮想通貨市場に流入すれば、再び価格が上昇するのではと私は思っています。
私の損益の記録は下の記事にまとめました。
500万円がいかに増え、いかに減ったかがわかると思います。