ブレグジットと仮想通貨とビットコイン

イギリス王室属領の島に仮想通貨取引所が設立された理由はブレグジットにあり?

記事に内容は?イギリス王室領のジャージー島に仮想通貨の取引所が設立されたようです。
この場所が選ばれた理由は、ブレグジット(イギリスのEU離脱)と関係ありそうです。

Forbes Japanによると、

香港本拠の世界最大級の仮想通貨取引所「Binance(バイナンス)」が、英国とフランスの間に浮かぶ英王室属領のジャージー島に、仮想通貨取引所「Binance Jersey(バイナンスジャージー)」を設立し、ユーロ(EUR)や英ポンド(GBP)での仮想通貨取引開始をアナウンスした。

予想以上に反響が大きいようで、この取引所のCEOは、

新規登録者数が予想を大きく上回り、「圧倒されている」と述べた

その理由にはブレグジットが関係しているようで、

「欧州地域で、仮想通貨と法定通貨が交換可能な取引所を新設することで、人々に新たな経済的機会を与えられる。ブレグジットが英ポンドやユーロに与える影響への懸念が高まるなかで、その不安を遠ざけることにもつながる」

と述べています。

英ポンドの価値低下の懸念は大きく、イングランド銀行総裁のマーク・カーニー氏は、

合意なきEU離脱の結果、最悪の場合は英ポンドの価値が25%急落する

と述べています。

2019年1月現在、1ポンド=約142円なので、110円前後まで価値が下がる可能性を示唆しています。

以上のことから、イギリスや欧州全体で仮想通貨への関心は高まっているものの、相場には反映されていないとも述べています。

「仮想通貨市場が強気相場だった2017年には、ブレクジットを控えた英国の顧客らが、ビットコインに対する高い関心を示していた。しかし、現在の値動きはさらに不確定要素が増している。今後の市場トレンドを見きわめるのは非常に難しい」

上記の言葉で記事は締められています。

出典:Bloomberg Japan 英王室属領に仮想通貨取引所、「予想以上の登録者」が加入

まとめ

関心はあるものの、手を出すまでには至らない、日本にもこのような人が多そうです。
しかし、確実にやってくるブレグジット、そして、失われるテリーザ・メイ首相の求心力。

仮想通貨市場の不安要素よりも、英ポンドへの不安が大きくなれば、多額の資金が流入してくる可能性もありそうです。

まとまった資金が流入すれば、一時的には確実に価格は上昇します。
その値動きを見て機関投資家の資本も流入すれば、さらに価格は上昇するでしょう。

ブレグジットや米中貿易摩擦、世界に混乱が起きた時こそ仮想通貨の価値が見直されるかもしれません。

私の損益の記録は下の記事にまとめました。
500万円がいかに増え、いかに減ったかがわかると思います。