この記事ではこの2つについて説明しています。
この記事の目次
取引所がハッキングされたら仮想通貨はどうなるのか?
取引所がハッキングされたら、あなたや私の仮想通貨が無くなる可能性があります。
少額であれば補償をしてくれる取引所もあるので、購入する前に確認しておいた方がいいでしょう。
過去にあったマウントゴックス事件では約500億円、ビットフェネックス事件では約80億円の被害が出ています。
これらはどちらもハッキングによる被害です。
マウントゴックスは内部の人間が不正操作をしたと考えられていましたが、最近になってギリシャで真犯人が逮捕されました。
取引所に預けておくのは危険か?
これらの事件を踏まえ、現在はどの取引所もセキュリティを強固なものにしているが、絶対に安全とは言い切れません。
私は全額取引所に預けっぱなしですが、その他の保管方法もあります。
購入した仮想通貨の管理の仕方として、このような考え方があります。
「便利なほどリスクが高く、不便なほどリスクが低い」
最も便利なのは1つの取引所に全額置いておく方法です。
いつでもすぐに取引ができて便利ですが、この取引所がハッキングされたら全てを失います。
ただし、二段階認証でリスクを下げられます。
リスクを下げる二段階認証とは?
会員登録をした後、ログインするためにIDとパスワードを入力すると、登録したメールアドレスに別のパスワードが送られてきます。
このパスワードを入力してやっとログインできるのです。
取引所自体がハッキングされたら個人には打つ手なしですが、パスワードを盗まれて第三者に不正ログインされることは防げます。
取引所に預ける以外の保管方法は?
取引所に預ける以外の方法は、大きく分けて4つあります。
ウェブウォレット
ウォレットとは財布という意味で、保管だけでなく、送金をしたり受け取ったりすることができます。
こちらでも盗難被害に合う人が出ていますが、ほとんどの被害者は二段階認証をしていない人達です。
二段階認証をすれば私はまず安全だと思いますが、危険だと主張する人もいます。
代表的なウェブウォレットはblockchain.infoやxapoなどです。
公式ウェブサイトはこちらです。
blockchain.info
xapo
モバイルウォレット
最近は日本でもビットコインで支払いできるお店が増えてきましたが、モバイルウォレットにビットコインを入れておけば、このような店舗で支払いに使うことができます。
ウェブウォレットよりは安全性が高いようですが、あくまでも支払いに使う分だけ入れておくもので、保管する場所ではないと考える人もいます。
取引所に預けっぱなしの私からすればどちらも安全だと思いますが・・・。
代表的なウェブウォレットはalta wallet、breadwalletなど。
ペーパーウォレット
上記の2つの保管方法を危険だと主張する人は、インターネットに繋がっている限り危険だと言います。
しかし、ペーパーウォレットは紙に印刷して管理するので安全です。
これは、自分が保有しているビットコインの「アドレス」と「秘密鍵」という情報を印刷したもので、この「秘密鍵」を使って送金することもできます。
ハッキングの危険はなくても、紙を紛失したり盗まれたりしないよう注意が必要です。
ペーパーウォレット作成サービスを提供しているのはbitaddress.orgというウェブサイトです。
公式ウェブサイトはこちらです。
bitaddress.org
ハードウォレット
インターネットに接続されていない専用の端末に保管する方法で、現状では最も安全な保管方法です。
不便だけど安全で、もし端末自体が盗まれても中身を不正に利用することは困難で、新たに端末を購入すれば復元することも可能です。
ただし、復元するには「復元パスフレーズ」というパスワードが必要なので、事前に控えておいて下さい。
もし端末を紛失して「復元パスフレーズ」がわからない場合は、中身を取り戻すことは出来ません。
主なハードウォレットはTREZORやLeger Nano Sなどで、日本の仮想通貨取引所zaifでも紹介されています。
商品名で検索すると販売サイトが色々出てくると思いますが、私ならメーカー公式サイトで購入します。
Amazonで購入する場合も、販売元をよく確認することをお勧めします。
端末にウイルスが混入していたら全てを失いますから、慎重すぎるくらいでちょうどいいと思います。
もっとも、私は取引所に預けっぱなしですが・・・。
私の損益の記録は下の記事にまとめました。
500万円がいかに増え、いかに減ったかがわかると思います。