サトシ・ナカモト氏がビットコインを作ったの?
この記事ではそんな疑問に答えています。
この記事の目次
ビットコインを生んだサトシ・ナカモトとは?
ビットコインは2008年11月に発表された「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System」という論文をもとに生まれたのですが、この論文を発表したのがサトシ・ナカモト(中本哲史)という人物です。
ではサトシ・ナカモトとは何者なのでしょうか?
それは現在でも全くわかっておらず、ビットコイン最大の謎と言われています。
日本人のような名前をしていますが、これが本名なのかも謎で、国籍や所在地、個人なのか団体なのかも分かっていません。
一説では、サトシ・ナカモト氏は約100万BTCを保有していると言われています。
現在は1BTCあたり約200万円ですから、とんでもない金額になります。
仮想通貨を考えた人物なのか?
ビットコインの生みの親は間違いなくサトシ・ナカモト氏ですが、ビットコインは1998年にサイファーパンクのメーリングリストで、ウエイ・ダイ氏が説明した「仮想通貨」のコンセプトを実現したものです。
そのコンセプトとは、中央に権力を保持する管理者を置くのではなく、製造と取引に暗号を使った新しい通貨を作り出そうと提案したものでした。
論文を発表した翌2009年、暗号メーリング・リストでサトシ・ナカモト氏が、ビットコインの仕様とコンセプトを発表しました。
そして、サトシ・ナカモト氏は自分の身元を明かすことなく、2010年にプロジェクトを去りました。
その後、ビットコインは大勢の開発者の協力により、今日も急速に成長を続けています。
サトシ・ナカモト氏の正体が不明なことから、ビットコインを信用しない人もいます。
ビットコインは信用できるのか?
ビットコインの仕組みを支えるプロトコルとソフトウエアは公開されており、世界中の誰もがこの公開された情報をもとに、自分で新たな仮想通貨を作れます。
事実、ビットコインの登場以降多くの仮想通貨が作られ、現在は1000種類以上の仮想通貨が存在しています。
しかし、広く世間に認知され、通貨としての価値を持てるのはごく一部でしょう。
依然としてサトシ・ナカモト氏の正体は明らかになりませんが、だからと言ってビットコインが信頼や安全性を失うことはありません。
そもそも、管理者がいないことが従来の通貨との違いの1つなので、ビットコインを生み出したのが誰なのかは、もはや重要ではないのかもしれません。
ビットコインの仕組みに関してはこちらの記事をどうぞ。
私の損益の記録は下の記事にまとめました。
500万円がいかに増え、いかに減ったかがわかると思います。